「もっと強く圧してほしい」というお客様の本当のニーズとは

こんにちは
プロフェッショナルセラピスト養成スクール代表の野上智結(のがみともみ)です。


今日は「もっと強く圧して」と言う
お客様の希望に応える方法についてです。

先日、リラクゼーションサロンに行った
ときのこと。

セラピストの「強さはいかがですか?」の質問に、

私は「もう少し強くお願いします」と答えました。

圧は強くなり、強さは足りているのに、気持ちよさ
はなく物足りなさを感じたままだったのです。

施術を受けながら何が物足りないんだろうと
考えていると、



深さが足りないんだ!



と気づいたのです。

このとき私は、表面だけを圧している
刺激に物足りなさを感じでいたんです。

奥の硬さにグーッと圧してほしいと
気づいたけれど、セラピストにそれを
どうやって伝えたらいいかメチャクチャ
悩んでしまい、結局言えずに終わって
しまいました。

セラピストの私でも、深く圧してほしい
ことをどうやって伝えていいか迷って
しまうということは、お客様はその言葉を
持ち合わせていないことがほとんどです。

だから、物足りなさや違和感があるときは
「もっと強く」と言うんじゃないかと思う
んですよね。

「もっと強く」の裏に隠れているお客様の
本当のニーズについて3つを解説しますね。

強さが足りてない

指の力でがんばっていませんか?

指の力で力いっぱい圧すともみ返し
の原因になります。

圧の調整は、体重でコントロールしましょう。

面に対して垂直に圧すとやりやすいですよ!

深さが足りてない

持続圧できていますか?

テンポの早い・遅いではありませんよ。

圧の一番強く入った時の時間が短いと
深く圧された感覚が残りません。

圧のピークでとめる意識を持ちましょう。

圧しているポイントが違う

母指のセットをしていますか?

圧す前にコリにたいして垂直に
母指がセットできているか確認しましょう。

圧していてしっくりこないときは、
ポイントがずれていることが多いです。

圧しながらポイントを変えようとすると
指を痛める原因になります。

圧を抜いてもう一度母指をセットしてから圧しましょう。

お客様が「もっと強く」と言ったときは、
何に物足りなさを感じて言っているかを
考えて圧し方を変えると、ニーズに応える
ことができます。

今日は圧し方について解説しましたが、
「もっと強く」の希望に応える方法は
他にも接客や施術の順番を変えること
でもできるんですよ。

お客様の希望に精いっぱい応えようと
するあなたの姿勢が、お客様の心を
つかみます。


ぜひぜひお試しくださいね!

 
プロフェッショナルセラピスト養成スクール