プロフェッショナルセラピスト養成スクール代表の野上智結(のがみともみ)です。
前回、リラクゼーションサロンに来店するお客様の欲求について書きました。
究極のリラクゼーション
- お客様として敬ってほしい(良いサービスを受けたい)
- 痛い施術より気持ちよさを感じたい
- マッサージの時間そのものを楽しみたい
- 精神的ストレスから解放されたい
技術面では 、軽擦がポイントとお伝えしました。
今日は、究極の接客術についてです。
…と書くと、一流ホテルのような接客をイメージされるかもしれませんね。
もちろん、正解ですが、どんなお客様でも満足する接客の正解はありません。
さらにいうと、接客の必殺技はないと考えています。
なぜなら、受け取るお客様によって受け止め方は違うから。
では、究極のリラクゼーションを提供する接客術はどうしたらいいと思いますか?
それは
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小さな気配りの積み重ね
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例えば
- 雨の日の来店時に、さりげなくタオルを差し出す
- カーテンやドアを開ける時の所作
- 丁寧なタオルワーク
- 体に触れる時に優しく触れる、放す
- 施術後のスリッパやかごを使いやすいところに置く
- お金を揃えてお渡しする
- お客様の靴によって、靴べらをさっとお渡しする
- 砕けすぎない丁寧な言葉遣い
など、挙げればきりがありませんね。
さらに例をもう一つ。
真夏の暑い昼下がりに来店されたお客様に、タオルをお出しするとしましょう。
男性と女性で同じものを出しますか?
私なら
- 男性のお客様には、冷蔵庫で冷やした大きめのハンドタオルを
- 女性には、冷蔵庫で冷やしたガーゼハンカチと、濡れていないガーゼハンカチの2枚
を渡します。
理由は、男性は顔や体をゴシゴシ拭きたいだろうし、女性はお化粧が落ちないように汗を拭きたいと考えるから。
あくまでもサービスの一貫ですから、サロンの価格や設備によってできないかもしれません。
でも、「お客様が喜ぶだろう」と考えて行動する、その小さな一つ一つの気配りがお客様のリラックスにつながるのではないでしょうか。
いかがですか?
究極のリラクゼーションの極意は、お客様のためを想い施術、接客するあなたの気持ちです。
難しく考えないで、あなたがしてもらったら嬉しいことをお客様にやってみてくださいね!
プロフェッショナルセラピスト養成スクール