開業1年生整体師さんのMJSP整体と店舗なし開業スクール代表の野上智結(のがみともみ)です。
夢だった整体院をいよいよ開業!となって、突きつけられる現実問題。
そう、開業資金ですね。
整体院を開業したくても貯金が少なくて不安
開業資金はできるだけ節約したいけど何をどうすればいいかわからない
開業ってやっぱり借金ができるものなのか心配
そうですよね~、私も開業を決めた当初はこの現実的な問題にちょっとひるみました。
でも大丈夫!
抑えるポイントを知れば、上手に節約しながら整体院を開業できますよ。
抑えるポイントを知れば、上手に節約しながら整体院を開業できますよ。
実際、私もいろんな節約を試みて出張整体というスタイルに落ち着きました。
今回は
- 整体院を開業するのに必要な資金は具体的にどれくらいか
- 開業資金をうまく節約するコツ
について解説します。
ちょっと長くなりますが、これを読めばあなたの不安要素が減りますよ。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
整体院を開業するのに必要な金額
整体院を開業するのに必要な金額って、どのくらいか知っていますか?整体院の開業資金は、お店の規模や立地によっても大きく変わってきます。
ここでは
- 初期費用
- 運営資金
- 売上、借入の返済
初期費用
整体院を開業するには、だいたい440万円ほどかかります。最初だけでこんなにかかるの!?
というのが、私の正直な印象でした(笑)
内訳は以下のとおりです。
- 物件契約費
- 内装工事費
- 設備費
- 備品購入費
- 広告宣伝費
- 傷害保険
いくら物件費用が安くても内装工事にこだわれば、それだけでも資金がかかりますね。
ちなみに自宅スペースでの整体院開業なら、なんと10万円くらいまで節約できます。
運営資金
整体院の売上が月200万円ほどの店舗だと、月に約180万円の運営資金がかかります。内訳は
- 賃貸料
- 水道光熱費
- 消耗品費
- 広告宣伝費
- 人件費
特に人件費はひと月の売上の40~65%が目安ですから、オーナー1人で営業すれば資金がかなり節約できます。
消耗品費は、ひと月あたり売上の2%ほどかかり、仕入れ内容や頻度によって変動しますね~。
そして広告宣伝費は、ひと月の売上の5~10%くらいまでと考えておきましょう。
ちなみにフランチャイズの整体院なら、さらにロイヤリティやシステム利用料など本部への支払いが発生します。
売上、借入の返済
営業資金を見ておわかりかと思いますが、整体院の売上は- 整体院の規模(店の大きさ・雇用人数)
- 客数
- 営業日数
売上は日々の努力で上げることはできます。
でも整体院を継続していくには、けっこうな資金が必要で少なくするのは難しいですよね。
この開業資金、借入で調達することも可能なんです。
- 銀行
- 日本政策金融公庫
- 自治体の融資制度
整体院を賃貸物件で開業したときに必要な資金と必要なもの
整体院を賃貸物件で開業することも多いもの。その際に必要な資金と必要なものは把握していますか?
整体院を開業できる賃貸物件には
- マンション
- アパート
- 店舗用物件
賃料の他にも資金が必要なので、しっかり知っておきましょう。
賃貸物件を借りるときに必ず必要な資金
たとえば賃料10万円以内の店舗用物件を借りた場合、開業資金は200万円かかる見込みだと考えておきましょう。内訳は以下のとおりです。
- 敷金
- 礼金
- 賃料
- 仲介手数料
- 保証金
- 内装工事費
自分のお店!と内装にこだわりたいですよね。
こだわった分、内装工事費がかかってしまうので、事前にいくらまでと決めてしっかり見積しておくのも大切ですね。
看板の出し方も物件によって条件が変わってくるので要注意。
フランチャイズだと上記の資金の他にも
- 加盟金
- 研修費
- 本部によっては開業資金(1000~2000万円)
賃貸物件で整体院を開業するときに必要なもの
整体院を開業するのに物件を借りたら安心!…とは、まだ言えないんですね~。整体院を開業するなら、資金の他にも経営知識は必要不可欠です。
あなたの夢だった整体院を長く運営していくためには、ただ開業すればいいわけじゃありません。
いかに利益を出していくか考えながら経営していかなくちゃいけないんですね。
そのために、お店の立地や集客戦略などの知識もしっかり習得しておく必要があるんですよ。
そして
- 人を雇うなら採用・教育
- 防犯システム
- 予約システム
- インターネットや電話回線
整体院の開業で節約できる2つのポイント
実は整体院の開業では- 開業方法
- 宣伝広告費
整体院にこんなに開業資金がかかるとは思わなかった…
なんて、ちょっとげんなりしちゃいますか?
今までご紹介してきた開業資金はあくまでも目安ですから、安心してくださいね。
①開業方法
整体院の開業資金が1番かかるのは場所代です。ここを節約できれば、かなり資金調達がラクになりますよ。
節約できる開業方法には主に5パターンあります。
- 自宅サロン
- レンタルスペース
- 出張サロン
- 居ぬき物件
- フランチャイズ
自宅サロン | 自宅の一部をサロンにする |
レンタルスペース | 時間貸しや月極で貸し出されているサロンスペース |
出張サロン | 野上の営業スタイル お客さまのご指定場所がサロンになる |
居ぬき物件 | 前のテナントの設備や家具などを残したまま貸し出される物件のこと 使えるものを引き継げば初期費用がかなり抑えられる |
フランチャイズ | 直営店の引継ぎが可能な本部もあるため初期費費用が抑えられる場合もある |
②宣伝広告費
整体院を開業して軌道に乗るまでは、宣伝広告費は欠かせません。とはいえ、これだけに資金をあてられませんよね。
初期費用を抑えるためには、HPやSNSでの集客がおすすめです。
チラシや地域の情報誌に整体院を掲載するためには、なんと数万~数十万円もの資金が必要なんですよ。
店舗情報サイトへの登録も新規のお客さまを獲得しやすいですが、1年契約で数万円かかります。
それがHPやSNSを使えば、サーバー代などを含めても1万円以内で宣伝できるんです。
整体の開業資金を節約できる3つの開業方法と内訳
ここでは、整体の開業資金を節約できる開業方法と内訳をご紹介していきます。さきほど開業資金を節約できる整体院のスタイルをご紹介しましたね。
ここからは、その中でも特にハードルが低い開業方法である
- 自宅開業
- 出張整体
- レンタルサロン
自宅開業
整体院を自宅開業すると、場所代が大幅に節約できます。自宅の一部屋を自分でDIYすれば、内装費もかなり抑えられますね。
ただし整体院とプライベートで、水道光熱費などの経費をきっちり分けないといけないので注意しましょう。
開業は自宅だったけど、整体院の運営が軌道に乗ったら賃貸物件に移転…というケースも多いですよ。
自宅開業に必ず必要なもの
自宅での開業でも、最低限の備品などは必要です。- 看板
- ベッド
- タオル
- 枕
- シーツ
- カルテ
- 領収証
自宅開業で用意しておくといいもの
絶対必要ではないけれどあれば便利というものもあります。- お客さま用の着替え
- 手荷物入れ(カゴや箱など)
- 整体師の施術着
- カーテンなどの仕切り
- 観葉植物
- BGM設備
- ドリンクサービス(ウォーターサーバーでもOK)
- 空気清浄機
- 消毒用アルコール
出張整体
野上の営業スタイルですね。出張整体はお客さまのご指定場所で施術しますから、当然、場所代はかかりません。
インテリア系の設備費も不要になりますね。
ただし整体院が認知されにくいのが難点。
しかも場合によっては密室で1対1になりますから、お客さまからの信用がかなり重要になってきます。
その点をしっかり理解しておきましょう。
出張整体を始めるときに必ず必要なもの
- 広告宣伝
- お客さまからの信用
- 名刺
- タオル
- カルテ
- 領収証
- 消毒用アルコール
出張整体を始めるときに用意しておくといいもの
持ち運びができる折りたたみ式の施術ベッドやマットレスがあると便利です。大荷物になることもあるので、自転車や車などの足もあるといいですね。
ちなみに私は自転車と電車で移動していますよ~。
レンタルサロン
時間や月単位でレンタルできるサロンスペースなので、ベッドやタオルなどの備品が揃っていることが多いです。時間単位でレンタルする場合は、施術するときだけ予約して料金を支払うこともできます。
なので
- 数百万円も開業資金が調達できない
- 集客の見込みがなくて不安
レンタルサロンで始めるときに必ず必要なもの
- 広告宣伝
- 名刺
- タオル
- シーツ
- カルテ
- 領収証
レンタルサロンで始めるときに用意しておくといいもの
- 看板
- BGM設備
- オリジナルグッズ(アロマオイルなどおすすめがあれば)
あなたの整体院にしかないオリジナリティあふれる空間を作りだしたいものです。
整体院を開業するまでの資金の流れ
整体院を開業するには、それまでの資金の流れを知っておきましょう。個人でお金が発生する仕事を始めたら、税務署に開業届を提出する必要があります。
そして開業資金の融資を受けるなら、融資先に事業計画書を提出してから開業することになります。
資金計画書・キャッシュフローがわかるものを作成
開業資金の融資先には- 受けた融資をいつまでに返せるか
- どのように整体院の運営が発展して利益を出していけるか
- 世の中は〇〇を求めている
- そのためには〇〇する必要がある
- だから〇〇したいので△△万円くらいかかる
開業するためのお金を集める
開業資金がどれくらい必要かわかったら、その資金集めが必要ですね。あなたの貯金でまかなえない場合は
- 信用金庫から借りる
- 自治体の助成金を利用する
広告費用
- WEB広告
- チラシ
- ポスター
- 看板
- クーポン雑誌
- HPやSNS
でもここはできるだけ節約したいですよね。
あなたに負担にならない程度で、集客が見込める方法を選びましょう。
ちなみに開業当初の野上は、勤務していた整体院からのリピーターさまに多く出張整体を利用いただいていました。
新規集客には、地域の掲示板やお友達に紹介してもらったり、近隣のお店にチラシを置かせてもらったりしてました。
広告宣伝に多くの金額をかけられない分、自分の手や足をつかって集客してましたよ〜。
開業後のランニングコスト3か月~6か月分
整体院を開業しても、安定した経営ができるまでは、売上が0円の日も見込んでおく必要があります。そんなに初めからうまくいきませんし、あなたの生活もありますからね~。
あらかじめ開業後のランニングコストは準備しておきましょう。
最低でも3か月~6ヶ月分の資金が必要で、内訳はこんな感じです。
- 人件費
- 広告宣伝費
- 水道光熱費
- 通信費
- 借入金返済
- 消耗品
整体院の開業資金を集める方法
では整体院の開業資金を集めるには、具体的にどんな方法があるのでしょうか。開業後のランニングコストもありますし、整体院の開業資金は節約してもけっこうな額が必要になってきますね。
開業資金を集める方法は
- 自分の貯金や家族からの援助
- 銀行や信用金庫
- 日本政策金融公庫
- 公的融資制度
①自分の貯金、家族からの援助
あなたに貯金があるのが一番安心ですよね。それでもけっこうな資金が必要ですから、可能であれば家族からの援助も視野に入れましょう。
どこかの機関で借り入れるよりも利子もかかりませんし、面倒な事務手続きも省略できます。
②銀行や信用金庫
個人で開業する場合、銀行から借り入れるのはハードルが高いもの。しかも都市銀行や地方銀行は、規模の小さい創業には向いていません。
ですが、開業後よりも開業前の方が借りやすいメリットがあります。
③日本政策金融公庫
日本政策金融公庫には、無担保かつ無保証で借り入れられる「新創業融資制度」があります。開業資金の10分の1以上の自己資金があれば、この制度が利用できることもあるんです。
銀行よりも審査が通りやすいので、個人で開業するのにおすすめなんですよ。
④公的融資制度
政府や自治体が、個人事業主や開業予定者を支援してくれる制度です。事業計画書の提出と自己資金などの一定の要件を満たすことが求められますが、銀行よりも審査が通りやすいです。
ただし自治体によって制度が違い、支給されるまでに時間がかかることもあるので、利用するならしっかり事前確認しておきましょう。
整体を開業するのに必要な資金はいくら?開業資金を節約するコツのまとめ
それではこの記事のまとめです。- 整体院を開業するための初期費用は10万円~440万円
- 整体院開業の運営資金はひと月180万円くらい
- 賃貸物件で整体院を開業する場合は200万円くらいかかることを見込んでおく
- 開業スタイルによって必要な資金にかなり差が出る
- 自宅開業・出張整体・レンタルサロンは開業資金が節約しやすい
- 整体院開業後のランニングコストは3か月~6ヶ月分は準備しておく必要がある
- 整体院を開業するのに融資を受けるなら資金計画書の提出が必要
- 整体院を開業するためには借入や補助金でお金を集める方法がある
整体院を開業するには、節約してもかなりの資金が必要になりますね。
それでも節約できるところはしっかりして、上手に資金調達すればあなたにも開業できますよ。
現実問題を直視して、1人で開業に向けて進んでいくのが怖くなってきた…。
集客や営業戦略で頭がいっぱいなのに不安がどんどん膨らんでいく…。
そんなあなたのために、野上がお役に立てるかもしれません!
実際、野上は店舗を持たない出張整体を開業しています。
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